SEが激務って聞くけど本当…?この記事では、大手SIerや社内SEとして働いてきた私が経験を元にシステムエンジニア(SE)が激務な理由について解説します!
システムエンジニアが激務な理由6選
プロジェクトの複雑性と多様性
SEが激務な理由の一つは、担当するプロジェクトが複雑で多様な要素から構成されていることが挙げられます。大規模なシステムやソフトウェアの開発において、SEは様々な技術やツールを駆使し、要求される機能や機能の統合を行います。
この多様性により、SEは同時に多くの作業を進め、プロジェクト全体を一貫して構築する必要があります。複雑性が高いプロジェクトでは、これらのタスクがより困難になり、作業量が増大することが激務の要因です。
厳しいプロジェクトスケジュールと短納期
企業やクライアントは市場の競争激化に伴い、製品やサービスの早期提供を求める傾向があります。これにより、プロジェクトに厳しいスケジュールが設定され、SEは通常の業務時間内に要求された成果物を提供する必要があります。
しかし、限られた時間で高品質な成果を出すためには、SEは通常業務時間外に作業を進めざるを得ず、激務となります。プロジェクトの短納期はSEにとって時間的なプレッシャーを生み出し、これが激務を引き起こす要因の一つです。
技術の急速な進化と学習の必要性
情報技術の急速な進化はSEにとって激務の要因の一つです。新しいプログラミング言語、フレームワーク、ツールが頻繁に登場し、SEはこれに素早く対応し、新しい技術を習得しなければなりません。
この常に変わり続ける技術環境において、SEは継続的な学習と迅速な適応力が求められます。新しい技術を導入しながらプロジェクトを進めるため、SEは余分な労力や時間を費やすことになり、これが激務を生む要因の一つです。
要件変更と柔軟な対応
プロジェクトの進行中には、クライアントやステークホルダーからの要件変更が頻繁に発生します。これには迅速で柔軟な対応が求められ、SEは既存の設計やコードを変更し、要件変更に迅速に対応する必要があります。要件変更が頻繁にあると、SEは計画外の作業に対応する必要があり、これが激務を引き起こす一因となります。
バグ修正とトラブルシューティング
システムやソフトウェアが開発・運用中にバグや問題が発生することは避けられません。SEはこれらのトラブルシューティングやバグ修正に迅速に対応し、システムの安定性を確保する必要があります。予期せぬトラブルに対応するためには、SEは非常に柔軟で迅速な行動が求められ、これが激務を引き起こす要因となります。
チームコミュニケーションの必要性
大規模なプロジェクトでは複数のメンバーが関与し、円滑なチームワークが不可欠です。しかし、コミュニケーションが円滑でない場合、情報の共有が滞り、作業がスムーズに進まないことがあります。チーム内での調整やコミュニケーションの不足が激務を引き起こす一因となります。
まとめと総括
プロジェクトの複雑性やスケジュールの厳しさ、技術の急激な進化、要件変更への対応、バグ修正やトラブルシューティング、そして円滑なチームコミュニケーションが不足する状況が、SEの労働環境を複雑化させ、激務をもたらす原因として挙げられます。これらの課題に対処するためには、適切なプロジェクト管理や効果的なコミュニケーションが必要です。
システムエンジニアでもホワイトに働くには?
ここまでSEが激務になりやすい理由についてご紹介しましたが、一般的なシステムエンジニアとは顧客のシステムを扱うSIerについて語っており、それとは別にホワイトに働きやすい職種があります。それが社内向けのシステムを企画運用管理を行う社内SEです。
SIerと比べると圧倒的に求人が少ないので、SIerと比べると求人倍率は高い場合が多いですが、「IT業界におけるオアシス」と言われるほど他の職種に比べてワークライフバランスを重視できる働きやすさや、ユーザーと近い立場でシステムに携われるという大きなやりがいが魅力な職種です。そちらについては、下記の記事にて詳しくご紹介していますので、興味のある方は是非こちらも合わせてご参照ください。
ホワイト企業の社内SEへ転職するコツ
ホワイト企業の社内SEへ転職するコツについては下記の記事にて詳しくご紹介していますので、ぜひこちらの記事もご参照ください。
社内SEのおすすめの転職エージェント
特に社内SEは企業における必要人員数自体が少なく、優良なホワイト企業は離職率も低いため、求人自体が他のIT職種に比べて少ない傾向にあります。そのため少なくとも2社以上に登録することをオススメします。私がおすすめする転職エージェントは下記です。
1位:マイナビIT AGENT
画像引用元:「マイナビITエージェント」公式サイト
マイナビIT AGENTはIT業界・業種を専門としていて、社内SEへの転職を検討するならばまずは利用を検討したいエージェントです。マイナビエージェントとの違いは、IT業界・職種を専門にしていること。社内SEの転職に詳しいアドバイザーが、職務経歴書・面接対策をサポートしてくれる点が何より心強いです。
社内SEへの転職を考えている方に一番おすすめできる転職エージェントです!実際に私も利用しています。働きながら転職をするのって、結構大変なんですよね…。マイナビIT AGENTであれば、職務経歴書・履歴書の添削、業界・企業情報の提供、志望企業への推薦など様々な点で転職をサポートをしてくれます。
2位:リクルートエージェント
画像引用元:「リクルートエージェント」公式サイト
リクルートエージェントは業界最大級の非公開求人数を保持しています。また各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーが、転職者に寄り添ってサポートしてくれます。社内SEは枠が少ないこともあり、特に優良企業の社内SEの求人はすぐになくなってしまうことが多いです。そのような求人は倍率が高いこともあり、複数のエージェントサイトに求人を出さなくても優良な人材を獲得できるという側面もあり、単一のエージェントにしか求人が出ない場合もあるので、複数のエージェントに登録しておくことがおすすめです。
マイナビIT AGENTにない求人を補完する目的でリクルートエージェントにも登録して併用するというのがおすすめです!個人的には上記の2社の併用が最もおすすめです。
3位:doda
画像引用元:doda公式サイト
dodaは大手・優良企業を中心に常時豊富な求人情報を掲載している転職サイトです。IT・WEB業界に特化した専門的なアドバイザーが複数いることも特徴です。
マイナビIT AGENTにない求人を補完する目的でリクルートエージェントのほかにdodaも登録しておくとさらに網羅性が高くなり、より理想の企業の求人を見つけることができます!管理ページやアプリの使い勝手は各エージェントによって異なるので、色々と登録してみて取捨選択するのもありですね。
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