わたしは、大学時代にベンチャー企業で1年半ほど有給インターン(アルバイト)をしていました。そのときの経験もあり、第二新卒での転職先にはベンチャー企業を選びました。大学生インターンと正社員はどのように違うのか、感じた点をご紹介します。
勤務時間が違う
インターンの場合は、アルバイトと同じようにシフト時間制ではたらきます。授業の前後や予定のない日など、自分の都合のよい時間にはたらくことができます。
一方、正社員の多くは、平日5日間、約8時間/日はたらくように決まっています。定時が決まっている場合もあり、朝早く起きる必要があるかもしれません。長く残業しなければならないケースもあれば、残業時間を短く収めるよう規制されているケースもあります。会社で決められた勤務時間、もしくは上司に命じられた勤務時間ではたらかなくてはなりません。
インターンのときは休日の空いた時間で自由にリモートで仕事ができていたけど、正社員は「コアタイムは出社する」などの制約があるので、意外と自由度は低めです
給料が違う
インターンの多くは時給制です。そのため、親の扶養などの中ではたらく必要がある場合はシフトを減らしたり、お金がない月はたくさんシフトを入れることで、給料を調節することができます。
一方、正社員は基本的に基本給が決まっていて、毎月同じ給料をもらいます。定時を超えて働いた場合には、残業代が出る会社もあれば、残業代が出ない(見込みで毎月の給料に含まれている)会社もあります。また、社員のほうが、時間あたりの給料は高いのが一般的です。
会社の規模によっては仕事内容が全く違う
会社の規模によっては、インターンと社員で仕事内容が全く異なる場合があります。これが、インターンと社員の最も大きな違いといえそうです。
現在の会社はチームごとに分業がかなり進んでおり、業務の切り分けができています。そのため、いわゆる「単純作業」はインターンに回してしまうことが多いです。正社員は、その単純作業の成果を受けて、より高度で臨機応変な判断が必要となる仕事をしています。また、インターンを統括する正社員はその「責任」を負っているため、インターンには大きな責任がなく、正社員には責任がある、という点も違いとしてあげられます。
ただ、ブー谷が大学時代に働いていたベンチャー企業は、社員3名程度、インターン数名とかなり小さい会社で人手が足りなかったため、インターンも込み入った内容の仕事をする機会が多かったです。現在ブー谷が正社員として行っているような業務もやっていました。ただ、これはブー谷が正社員並みにシフトを入れていたためで、週に数回数時間のインターンは単純作業を行っていました。
「インターンは楽だったから、正社員でも楽かも…」と思っていると、ギャップに驚きます
インターンとの違いをしっかり抑えておこう
大学生のときにインターンをしていて、新卒の就活や転職でベンチャー企業に就職したいと思っている方は、「なんとなく同じだろう」というイメージで就職すると、ギャップに苦しむこともあります。インターンのときの記憶と、正社員としてはたらく姿のイメージをきちんと比較することが大切です。
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