はじめに
この記事では転職で社内SEとして内定を貰うための職務経歴書の書き方について解説していきます。
転職したいけど、職務経歴書ってどうやって書けばいいんだろうと悩んでいませんか?
実は職務経歴書には意識するポイントがいくつかあります。
この記事を読めば書類審査通過率の高い職務経歴書を書くことができます。
書類審査の観点
主に下記の観点で審査されます。
- 応募条件や採用企業側のニーズにマッチしているか
- 基本的なビジネスにおける文章力があるか
応募条件や採用企業側のニーズにマッチしているか
企業側のニーズは求人票から読み取る必要があります。
項目は主に2つありますので、下記で解説します。
①必要なスキル・経験
「必要なスキル・経験」の項目をまずは確認しましょう。
例えば求人票に下記のような記述があった場合、【必須】と書いてある項目はもちろん必須ですが、
【歓迎】と書いてある項目も必須だと思ったほうがいいです。
必要なスキル・経験 | 【必須】サーバ、ネットワークに関する基本的な知識 【必須】システムの企画立案~保守運用まで一連の工程の経験 【歓迎】SAPの導入及び運用経験 |
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なぜなら、社内SEはSIer等のIT企業と比べてそもそもの枠が少ないからです。
どこまで内製化しているかにもよりますが、
具体的な例としては1000人規模の企業で10~20人程度です。
そのため比較的倍率が高く、
【歓迎】の条件を満たしていない場合そもそも書類が通過しないケースが多いです。
実際に僕もAI関連の経験のない分野に応募をしましたが、書類審査も通らなかった経験があります。求人票には、「~の経験もあれば尚よし」といった書き方であっても、必須だと思ったほうがいいです。
逆に、どうしてもその職種に応募したい場合は、応募書類に書けるネタを作るようにするとよいです。
例えば、社内でネタ作りになるような案件を提案して経験を積んだり、
社内で異動希望を出してネタを作れる部署に異動をする等。
一番簡単なのは、資格の取得ですね。関連する資格の取得をするのもありです。
ただし、実務経験の方がアピールとしては強いので、そちらがおすすめです。
半年や1年等、期間が短くても、内容を濃くアピールできれば僕は問題ないと思います。
②業務の内容
次に「業務の内容」を確認します。
例えば下記のように求人票に記載されています。
業務の内容 | ***商品の***メーカーである当社の社内SEとして社内システムの 構築・運用・維持管理業務をお任せ致します。 【業務内容】 ◆ユーザの社員からの質問や依頼への対応。 基幹システムの使い方、OFFICEやVPN等のSWの使い方、PCの状態確認や修理対応等 ◆パソコンやサーバやネットワークの管理。ユーザが利用するパソコンのキッティング、 サーバやネットワークの運用管理、スマートフォンの管理や運用 ◆基幹システムの導入や保守運用 |
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記載されている業務内容に対して、自身の経験をアピールするようにしましょう。
実際の記載方法
「必要なスキル・経験」、「業務の内容」を基に、例えば下記のようなイメージで職務経歴書は記載をします。
- **に関する新規システムの構築をPMとして担当し、取引先のニーズを抽出し要件定義から詳細設計、環境構築および保守運用を経験。
→システム導入を主担当として導入当初から構築運用まで経験していることをアピール。 - ネットワーク機器の更改を設計から構築運用まで経験。
→ネットワークのスキルをアピール。NW関連の資格も持っていればアピールになります。 - 社内のグループウェアの導入から運用まで担当し、社内からの問い合わせ業務を経験。
→ヘルプデスク経験があることをアピール。
自身の感覚として、大変だった案件、社内的に評価された案件を
アピールしたいと思ってしまいがちですが、転職における職務経歴書の記載方法としては、
求人票の記載内容をベースに企業側が欲しい人材であることをアピールすることが、
何よりも大事なポイントです。
基本的なビジネスにおける文章力があるか
書類審査の段階でアピールできる要素は書類のみなので、下記を意識してレベルの高い文書が書けるというアピールをしましょう。
- 誤字脱字をしない
- A4用紙2枚、多くても3枚程度にまとめる
→なるべく多い方がアピールできますが、3枚が限度です。 - 短い文字数の言葉や言い回しで端的に表現する
→同じ分量でもアピールできる内容をなるべく増やしましょう。 - 企業側が認識していない可能性のある用語や単語を使わない
→特に社内SEだと役員等は特にIT関係の用語は伝わらないケースがあります。
注釈をつけて説明をしたり、ITに明るくない人にも伝わる表現にしましょう。 - 定性的ではなくなるべく定量的にアピールする
→「~に努めた」という表現よりも「〇カ月で~工数の削減を行った」という表現にできる箇所は定量的にアピールしましょう。 - 改行を適切なタイミングで行う
→読み手が読みやすいと思う文書にすることを心がけましょう。
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