はじめに
この記事ではメーカー企業の社内SEとはどんな業務内容で、どのくらい残業をしているか、実際に働いてみて思ったことを記載します。※あくまで一企業で働いてみた個人の感想なので、ご注意ください。
社内SEの仕事内容
社内からの問い合わせ、プロジェクトとしての業務、定常業務の3つに主に分けられます。
社内からの問い合わせ
社内からの問い合わせとしては、
簡単な例では「社内システムにアクセスできない」といったような問い合わせや、
「もっと効率的に処理したいがどのようにすべきか?」といったような相談があります。
PCの不調等の問い合わせも多いですね。
問い合わせ自体は上司から仕事を振られる場合と、直接問い合わせ者から問い合わせを
受ける場合があります。
即座に自分で答えられるケースはそう多くないので、
その場合は課内で共有している過去の問い合わせデータベースを検索して解決策を探します。
データベースにない新規の内容だった場合は、
エラーメッセージ等をネットで検索したり、製品メーカーに問い合わせをしたりして解決します。
↓詳細については、下記の記事で詳しく解説しているのでこちらの記事もぜひ!
プロジェクト業務
プロジェクトとしての業務としては、例としては下記があります。
- 社内で運用しているサーバーやネットワーク機器の更改
- 業務をより便利にするために新しいソフトウェアの導入
目標があり一定の期間を設けて行う一過性の業務になります。
↓詳細については、下記の記事で詳しく解説しているのでこちらの記事もぜひ!
定常業務
最後に定常業務としては、
社内の技術職の方や営業職の方が使うPCの購入・設定や、社内のネットワークに
不審なアクセスがないかのチェック、
社内サーバーが正常に稼働しているかの確認などがあります。
↓詳細については、下記の記事で詳しく解説しているのでこちらの記事もぜひ!
残業時間
0時間です。(笑)
厳密にいうと、年間10時間前後しているかなと思いますが、ほぼ0時間です。
なんでこんなに少ないのか理由を考えてみたんですが、
やっぱり自社のシステムを扱っているということに尽きると思います。
SIer(※)のように顧客のシステムを扱う場合は、顧客都合で要件の変更が発生したり、
資料の作成やアプリケーションの開発を行う際の期日は明確に示されますし、
それを守るためにみんなで必死に残業します。
一方で社内SEの場合は、扱うのが社内向けのシステムなので、
こちら側の立場が相対的に強く、理不尽なタスクを強制されることも少ないです。
(※)…システムインテグレータの略称で、顧客の要件に沿ってシステムの開発を行いシステムを提供するサービスを行っている会社のことです。代表的な企業としてはNTTデータやNRI等が該当します。
それから大事なこととして、”業種”が挙げられます。
金融機関のシステムの場合は、特に要注意です。
金融機関のシステムの場合は、止られないシステムのため、
一般的にはシステム変更を行うのも休日深夜の限られた時間となるため、
夜勤を強いられます。また失敗が許されないため、念入りに検証や無影響の調査を行う必要があり、
同じ作業を行うだけでも数倍の労力が必要となります。
金融機関向けのシステムに対するシステム変更がどれだけ大変かという事については、
別の記事か加筆で記載したいと思っています。シンプルにすごく大変です。(笑)
人間関係
社内SEという仕事は、社内の人達との関係作りをするという意味では非常に良い職種です。
ITに関する問い合わせは多岐に渡り、多くの人が問い合わせをして来ます。
技術部門・営業部門問わず課長や部長、役員までが直接電話やチャットで問い合わせをしてきます。
そこでしっかりとした対応をしていれば、良い印象を持ってもらえますし、
疑問や困りごとを解消すれば必ず感謝されます。
転職をすると、知り合いがいないという点が一番のデメリットだと僕は考えています。
ですが、社内SEであれば短い期間でいろんな人と接点を持てます。
まとめ
- 社内SEの仕事内容は、問い合わせ業務・PJ業務・定常業務の三種類
- 社内SEはSIerと比べると残業が少なくなる
- 社内SEは社内の人との接点を持ちやすい
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