残業少なめホワイト企業の社内SEに転職するには?【ホワイト企業の見つけ方】

【社内SE編】残業少なめホワイト企業に転職するには? 転職
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こんにちは、ピー山です!

この記事では、実際に大手SIerからメーカーの社内SEに転職した僕が残業少なめホワイト企業に転職する方法をご紹介します!

ピー山
ピー山

この記事は以下のような人におすすめ!
・IT業界で働いているけど、残業を減らしてプライベートを充実させたい!
・夜勤や休日呼び出しを無くしたい!

転職すると言っても、日本国内だけで386万※の企業が存在しています。その中から自分にあった優良企業を探すのは結構難しいですよね・・・
※2016年時点の調査。2018年発表の「経済センサス- 活動調査(確報)」より。

今回は、社内SEに特化してホワイト企業を探す方法を紹介します。

この記事を参考に、優良ホワイト企業を見つけて理想の働き方を実現しましょう!

それでは、どうぞ!

SIerなどで経験のある方の社内SEへの転職であればマイナビIT AGENTがおすすめです。私も実際に利用していたのですが、マイナビIT AGENTには社内SEの転職の実績が多くあり、IT業界出身のコンサルタントの方がサポートしてくれるため、自分にマッチした求人を見つけやすいです。エージェントによってはITのことが全く分からないコンサルタントが担当に付く場合もあるので、ITに特化したマイナビIT AGENTの利用がおすすめです。

ホワイト企業の社内SEはどのくらい働きやすいか?残業は?夜勤は?休日出勤は?リモートワークは?

残業は年に10時間前後、転職後約2年経ちますが夜勤は一度もありません。システムトラブルによる突然の呼び出しも、一度もありません。前職ではいつ電話が来ても対応できるように社用の電話は肌身離さず持っていました…。

休日出勤は年に2~3回程度ありますが、必ず平日に代休を取得できますし、数か月前から連絡があり、直前に調整しなければいけないということはありません。

リモートワークも定着しており、入社後から継続して月に2~4回程度の出勤頻度です。リモートワークは会社で制度化されており、今後も継続していく見込みです。

ここからは実際に社内SEに特化したホワイト企業の見つけ方をご紹介します!

結論:システム要求の高い業界は避け、社内向けシステムに拘るべし!

金融業界はNG!高い年収に惑わされるな!

銀行や証券会社は業務の特性上、システムが止まると場合によっては数十億の損失が発生する可能性があります。そのため銀行や証券会社が扱うシステムはミッションクリティカルなシステムと呼ばれ、システム的な要件が非常に高く、品質の高いシステムであることを求められます。

「システムメンテナンス」と「社内SEの働きやすさ」の関係

社内SEにとって『システム稼働率の要求の高さ』は働きやすさに直結します。例えば、システム停止を許容できる時間が一切ないシステムと、1営業日のシステム停止を許容できるシステムでは、前者では休日深夜であっても障害対応が必要になりますが、後者であれば週明け対応で十分です。

メーカーの社内SEと金融系SIerの障害対応の違いについては下記の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください!

システムの設定を変更(システムメンテナンス)できる時間についても、金融業界の場合は極端に短く設定されていることが多く、場合によっては一年間の内で決められた数日しか実施できない場合もあります。一方で企業によっては土日は終日可能に加えて、営業日でもお昼の時間帯でシステムメンテナンスができる企業もあります。

この点は社内SEの『働きやすさ』に与える影響が非常に大きいです。なぜなら、限られた時間しかメンテナンスできない場合は綿密なスケジュールを立て、絶対に失敗できないという制約を課せられるからです。システムメンテナンスを時間的な余裕を持ってある程度自由に行える場合は、トライアンドエラーでの対応も可能ですが、限られた時間の中で対応しないといけない場合は、細かい設定まで設計・検証を行って作業の品質を上げる必要があります。

そのため、作業実施前の社内承認のステップが多く、システムエンジニアからすると大したことのない設定であっても、設定内容の正当性、過去の作業実績、検証環境での検証証跡、他社事例の有無、などを毎回説明する必要がある場合もあります。

上記の点で金融業界の社内SEは残業が多く、休日や深夜の障害対応、システムメンテナンスも深夜になるケースが多いので、オススメしません。

システム停止をしたら何億円という損害を出してしまうというプレッシャーを感じながら日々業務をすることに・・・。

金融業界の社内SEの求人が他の業界に比べて年収が高い理由

金融業界は他の業界に比べて、年収が高く設定されていることが多いです。ですが、それには理由があり、上記のようにシステムに要求される水準が高く、業務内容としても大変であるという側面があるため注意してください。

それでも金融業界を選びたい場合は、ネット銀行やネット証券を選ぶことをオススメします!店舗を持つような銀行や証券会社に比べて創業から歴史が短いこともあり、「第1次オンラインシステム」のような古いシステムを扱っている会社はなく、オープン化が進んでいてシステムメンテナンスの時間的な制約が柔軟化されている場合が多いためです。

基幹系システムにメインフレームを使っている会社は危険!パブリッククラウドを利用している会社がオススメ!

パンクするサーバのイラスト

上記で少し触れましたが、古いシステムを扱っている会社はその会社でしか使われていないシステムやプログラムを運用保守している場合があります。特にメインフレームを扱っている会社は要注意です。メインフレームとは大規模なコンピュータでWindowsやLinuxとは異なる独自のOSで動いています。1台数億円という規模で、銀行や証券、生命保険会社などのみが現在も利用しています。オープン系とは異なり、今後の技術革新は見込めない古いシステムです。

企業によってはパブリッククラウドへ既に移行を始めた企業もありますが、多くの企業は移行できないでいます。

ピー山
ピー山

例として、ネット銀行であるソニー銀行はパブリッククラウド(AWS)への移行を公表しており、2022年度の本番稼働を目指しています。ですが、多くの金融機関はいまだにオープン化すら叶わず、メインフレームから脱却できずにいるのが現状です。

移行できない理由の一つに、ミッションクリティカルなシステムであるという点があります。パブリッククラウドではシステム停止が絶対に起きないという確証や実績が少ないため、移行したいができないというのが現状です。

逆に言えばパブリッククラウドに既に移行している企業はシステムに柔軟性があり、経営層がITへの投資の必要性を理解しており、社内SEとしては働きやすい環境にあるということが言えます。

社内SEとしての働きやすさを求めるなら、メインフレームではなくパブリッククラウドを利用している・もしくは利用を予定している企業がオススメです!

社内向けのシステムのみを扱う会社がオススメ!

社外にシステム的なサービスを提供している場合は、システムの停止によって顧客影響が出てしまいますが、社内に閉じたシステムのみである場合は、あくまで社内のみの影響となります。そのため、ある程度は許容してもらえるケースが多く、社内SEとしては非常に働きやすいです。

具体的には社内向けの勘定系システムや生産管理システム、ADサーバー、ネットワーク機器、共有ストレージ、WSUSサーバー等を扱う社内SEになります。

BtoBの業界・企業がオススメ!

BtoBがおすすめな理由は社外向けのサービスを展開していない場合が多いためです。逆にBtoCの企業の場合はネットでの商品販売やサービスを事業として展開している場合が多く、システムに対する要件が厳しくなるケースが多いです。

またBtoCの場合は消費者の需要に左右されるため、経営状況が景気に左右される傾向が強いという不安定さもあります。BtoCの企業と比べて知名度が低い場合が多いので、内定を獲得する難易度が比較的高くない点もポイントです。

上記の理由から働きやすさを求めるなら、BtoBがオススメです。

競合他社の少ないニッチな業界もオススメ!

競合他社が少ない業界の場合は、競争が激しくなく全社的に残業が少ない場合が多いです。逆に競合他社が多く、流行の移り変わりが激しい業界の場合は、残業も多くなる傾向にあります。

会社の中で社内SEだけ残業が少ないというケースはあまり多くないので、全社的に残業が少ない業界・企業を選ぶことも大事なポイントになります。

社内SEはなぜホワイトなのか?

社内SEという仕事は、IT業界の中でホワイトな働き方を実現しやすい職種です。
その理由を下記で説明します。

自社で運用するシステムを扱うので融通が利く

請け負い型のSIerの場合は、顧客から発注されたシステムを開発します。その場合は顧客都合により要件追加やスケジュール変更などが発生する場合もあります。特にスケジュール遅延となると、顧客との調整や場合によっては費用の減額を迫られる場合もあります。

社内SEの場合はあくまで社内向けのシステムのため、スケジュールの調整も容易ですし、他者都合で振り回されることが少ないです。そのため自分たちのペースで仕事ができ、残業が少ない傾向にあります。

守備範囲が広くやりがいも大きい

会社の経営層がITにどれだけ投資する意欲があるかにもよりますが、ITの業界は進歩が早いので、新しい仕事がたくさんあります。例えば在宅勤務の環境整備が昨今の世の中の状況から必要となってきていますが、社内ネットワークと外部ネットワーク(自宅など)との接続にVPNの導入が必要だったり、社用ノートPCの紛失などによるデータ流出のリスクを低減するために、シンクライアントと呼ばれる仮想PCの環境構築であったり、AWSを筆頭としたパブリッククラウドへのサーバー移行等があります。新しいことにチャレンジできるチャンスが多くあるので、エンジニアとしてのやりがいも大きいです。

ユーザーに近いため利用者の声が届きやすい

自社の社員がシステムのユーザーのため、新しいシステムのサービスを開始した際などに、ユーザーから生の声を聞くことができます。これもエンジニアとしての大きなやりがいです。

私が働く職場では、悩みを解決してあげると、「ありがとう」と言ってもらえることが多いです!

【具体的な手順】ホワイト企業の社内SEの求人の探し方

具体的な見つけ方としては下記になります。

  • まずは転職サイトの募集要項から一通りの条件をクリアしている企業を複数ピックアップ
    『社内SE 残業』で検索して、その中から選ぶのがオススメです!
  • 転職者向けの口コミサイトにて、残業時間や有給取得率、転職率等の情報を確認
  • 企業のホームーページやIRにて経営方針や財務状況を確認
  • 内定受領後には面談を希望し、現場社員へヒアリングをして最終確認

特に「転職者向けの口コミサイト」は必ず確認しましょう。無料会員でも見れるのですが、一部しか見られない場合が多いので、短期間でも有料会員になるのがオススメです。

ただし「その企業にいたが、転職した人」が書いているケースがほとんどなので、その点は頭に入れながら閲覧しましょう。転職する人は何らかの理由の不満を持って転職するので、どうしてもマイナス面が多く書かれているケースが多いです。複数の企業の口コミを確認して相対的に情報を捉えるようにするとよいです。

転職理由に「キャリアアップをしたいため」と書かれているケースが多いのがホワイト企業の特徴かなと思います。

どんなに優良企業でも転職していく人は必ずいます。「キャリアアップ」は前向きな理由ですが、「パワハラを受けた」であったり、「業務時間が極端に長い」が多い場合は要注意です。

「内定受領後の面談」については、企業側が受け入れてくれるかによりますが、絶対にした方がいいと思います。特に現場の社員の方と話ができると、リアルな情報を引き出せます。

内定をもらっていない段階で、残業時間や有給取得状況などを質問するのは、面接官の心象として僕はあまり良くないと思っていて、聞くタイミングとしては「内定受領後の面談」がベストと思います。

企業選定の際に確認した方がいいオススメポイント

上記の条件で業界を絞って選定した企業について、よりホワイト企業としての確度を高めるためのオススメの確認ポイントをご紹介します。

要素の深掘り

例えば残業が少ない会社を選びたいのであれば、残業時間だけでなく、残業が多くなる要素について確認しましょう。具体的には以下のようなことです。

  • 納期が短い仕事が多いか
  • システム変更の頻度が多いか
  • 納期に柔軟性があるか
  • 親会社がいるかどうか
  • システム障害対応の頻度
  • 社用携帯電話を持っているか

社内SEでは基本的には社用の携帯電話を持たされるケースが多いですが、持っていない会社の場合は、休日の呼び出しや障害対応は発生しない可能性が高いので、大きな判断材料となります。短時間の休日呼び出しは残業扱いにされるケースもありますし、障害対応は計画にないイレギュラー対応なので残業が増える原因の一つです。

勤務時間

基本勤務時間自体が8時間のところもあれば、7.5、7時間の会社もあります。8時間勤務に比べて7時間勤務の場合は月に20時間も労働時間に差があることになります。必ず発生する労働時間となり、残業時間以上に大事な要素になるので、必ず確認しましょう。

福利厚生

福利厚生の家賃手当で年間100万円以上出してくれる会社もありますので、単純な給与だけでなく、福利厚生も確認しましょう。募集要項や企業ホームページでは詳細条件が公表されていないケースが多いので、転職者用口コミサイトなどを使って情報収集しましょう。

です。平日忙しい人のために、土曜日も面談実施中で、働きながら転職先を探すには非常にオススメです。

社内SEのおすすめの転職エージェント

特に社内SEは企業における必要人員数自体が少なく、優良なホワイト企業は離職率も低いため、求人自体が他のIT職種に比べて少ない傾向にあります。そのため少なくとも2社以上に登録することをオススメします。私がおすすめする転職エージェントは下記です。

1位:マイナビIT AGENT

画像引用元:「マイナビITエージェント」公式サイト

マイナビIT AGENTはIT業界・業種を専門としていて、社内SEへの転職を検討するならばまずは利用を検討したいエージェントです。マイナビエージェントとの違いは、IT業界・職種を専門にしていること。社内SEの転職に詳しいアドバイザーが、職務経歴書・面接対策をサポートしてくれる点が何より心強いです。

社内SEへの転職を考えている方に一番おすすめできる転職エージェントです!実際に私も利用しています。働きながら転職をするのって、結構大変なんですよね…。マイナビIT AGENTであれば、職務経歴書・履歴書の添削、業界・企業情報の提供、志望企業への推薦など様々な点で転職をサポートをしてくれます。

2位:リクルートエージェント

画像引用元:「リクルートエージェント」公式サイト

リクルートエージェント業界最大級の非公開求人数を保持しています。また各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーが、転職者に寄り添ってサポートしてくれます。社内SEは枠が少ないこともあり、特に優良企業の社内SEの求人はすぐになくなってしまうことが多いです。そのような求人は倍率が高いこともあり、複数のエージェントサイトに求人を出さなくても優良な人材を獲得できるという側面もあり、単一のエージェントにしか求人が出ない場合もあるので、複数のエージェントに登録しておくことがおすすめです。

マイナビIT AGENTにない求人を補完する目的でリクルートエージェントにも登録して併用するというのがおすすめです!個人的には上記の2社の併用が最もおすすめです。

3位:doda

画像引用元:doda公式サイト

dodaは大手・優良企業を中心に常時豊富な求人情報を掲載している転職サイトです。IT・WEB業界に特化した専門的なアドバイザーが複数いることも特徴です。

マイナビIT AGENTにない求人を補完する目的でリクルートエージェントのほかにdodaも登録しておくとさらに網羅性が高くなり、より理想の企業の求人を見つけることができます!管理ページやアプリの使い勝手は各エージェントによって異なるので、色々と登録してみて取捨選択するのもありですね。

この記事を書いた人
ピー山

新卒で大手SIerに入社したが、2020年にメーカーの社内SEに転職したアラサー。転職をきっかけに残業が0時間/月になり、深夜勤務や休日出勤も無くなり、人生が楽しくなる。

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